「クラウドに、鋼鉄の信頼を」~ミッションクリティカル・クラウドabsonne~ | クラウド基盤

「クラウドに、鋼鉄の信頼を」~ミッションクリティカル・クラウドabsonne~ | クラウド基盤

absonneのサービスエンジニアが語るクラウドの未来とは

NSSOLは“absonne(アブソンヌ)”というIaaSのクラウドサービスを提供しています。正式名称は「Advanced Business Space on Network」と言います。

これから月一をベースに、absonneのサービスエンジニアのメンバーが企業におけるクラウドサービス、その中でもIaaSの部分を中心に話をしていきたいと思います。

サービスを開始して、今年で10周年

今回は第一回ということもあり、absonneについて少し紹介したいと思います。

absonneは2007年10月からサービスを開始しており、今年で10周年という一つの節目を迎えます。AWSが2006年からサービスを開始したことを考えると、かなり早い段階からクラウドサービスを始めている、と言えると思います。今では「クラウド」という言葉は広く普及していますが、absonneのリリース当初は「クラウド」という言葉が一般的ではなかったため、「ユーティリティサービス」としてサービス提供し始めました。

当初から「基幹系システム」を意識したクラウドサービス

昨今は多くのクラウドサービスが「基幹系システム」対応を謳い始めていますが、absonneはリリース当初から「基幹系システム」が継続して安定的に動作し続ける環境を提供することを目的としており、当社ではミッションクリティカル・クラウドと呼んでいます。

まさに、「クラウドに、鋼鉄の信頼を」の想いを具現化したサービスです。

クラウドコンピューティングによるITインフラサービス
absonneとは

利用形態も大きく変化

振り返ってみると、お客様の利用形態も大きく変わってきていることが分かります。

2007~2010年:ASP/SaaS基盤としての利用

absonneリリース直後はASP/SaaSの基盤としてご利用いただくことが多くありました。当時、あるパッケージソフト提供業者様はパッケージソフト利用者の事務所にサーバとパッケージソフトを導入しサービス提供を行っていましたが、機能拡張や障害などのたびに現地に赴き対応しなければならないことが大きな負担となっており、利用者へのタイムリーな対応が難しいことが課題となっていました。それに対しabsonneを利用することで、システムの一元管理による運用負荷の大幅な低減を実現し、ハードウェアの管理から解放されパッケージソフトの改善・拡張に注力できるようになったことは大きな変化だと思います。

2010~2012年:基幹系システムでの利用拡大

クラウドという言葉も浸透し始め、徐々に企業内のシステムでクラウドを利用しようとする動きが出始めたのがこの頃。会計システムなどの一部の業務システム・基幹システムをabsonne上に展開する動きが出始めます。

2012年以降~:企業内システム全体のクラウド化、攻めのITへ

かなり大規模な利用ケースが増えており、統合基盤環境、プライベートクラウド環境のパブリッククラウド化といったお客様の企業内システム全体をabsonneに移行する、あるいは将来的なAll クラウド化を目的に一時的にオンプレミスとabsonneを併用したハイブリッドでの利用の動きが増加しています。

また、IT人材不足やIT品質向上・コスト削減といった課題に対応するため、クラウドサービスの活用に限らず、包括的なITアウトソーシングを利用し、経営資源を「攻めのIT」へシフトする動きが目立ち始めています。 

利用傾向の推移 

基幹系システムに利用される理由とは

日本では「基幹系システムのクラウド化はまだ進んでいない」とよく言われていますがabsonneは多くのお客様の基幹系システムで積極的に利用されています。

それはなぜでしょうか?大きくは以下の点が挙げられると思います。

  • アプリケーションの改修を伴わないクラウドへの移行
  • クラウド(absonne)、エンジニアリング、運用の一体提供
  • セキュリティへの取り組み

次回はこれらの点に焦点をあて、absonneがどのような対応を行っているかをお伝えしていきたいと思います。

absonneカタログ