皆さん、こんにちは。ITサービス&エンジニアリング事業本部(以下、ITS&E)セールス&マーケティング第一本部の松本 麻椰です。私は2025年4月から営業3年目になりますが、Amazon Web Services(以下、AWS)の販促をミッションとしており、資格の勉強にも取り組む中で、AWS Certified Cloud PractitionerやAWS Certified Solutions Architect-Associateを取得しております。また、2024年11月20日に提供を開始した包括的クラウドネイティブ化支援サービス「CloudHarbor(クラウド・ハーバー)」※を中心にクラウドサービスの拡販を推進しています。クラウドリフトだけでなく、クラウドシフトの領域も幅広くご支援しており、クラウド活用に関する国内外の最新情報の収集に日々努めています。そうした情報収集・発信活動の一環として、この度、2025年3月1日(土)に池袋サンシャインシティで開催された「JAWS DAYS 2025」に日鉄ソリューションズ(以下、NSSOL)として初出展してきましたので、今回のブログでは現地の様子についてレポートします。
※包括的クラウドネイティブ化支援サービス「CloudHarbor」の提供開始
JAWS DAYSは、「JAWS-UG(AWS User Group-Japan)」が主催するJAWS-UG最大規模のAWSのユーザー会です。イベントの企画から運営までは全国のJAWS-UGメンバーが行い、AWSに関わる幅広いテーマのセッションやハンズオン、サポーター企業によるブース展示等が実施されています。参加者の職種としては、エンジニアに加えて、営業やマーケティング、人事など幅広く、企業規模についてもエンタープライズからスタートアップ、中小企業と幅広いことが特徴です。
また、主催団体であるJAWS-UG(AWS User Group-Japan)は、世界各国590以上あるAWSユーザーグループ(AWS UG)の内でも日本を拠点に活動しています。日本全国に60以上の支部を持ち、東京リージョンが開設される前年、2010年から活動されています。ユーザー同士の交流や学びを目的として勉強会の開催や交流イベントも積極的に実施をしています。
当日、イベントは10時から開始でしたが、展示ブース設営のためにメンバーとともに9時に会場に到着。会場に足を踏み入れると、イベント開始前から出展者の熱気で会場のテンションの高さに圧倒されました。今年は1,000人以上のAWSユーザーの方が参加されていたとのことで、一般参加者の入場が開始すると、イベントを楽しもう、盛り上げようとしている方が次々と会場を訪れ、お祭りのような雰囲気に胸が高鳴りました。入場時にはトートバッグ、ショルダーボトルホルダー、ステッカー等のノベルティ類の配布や、企業ブースで出展企業を巡るためのスタンプラリーカードも配布され、イベント自体を楽しめるような仕掛けが用意されている点も印象に残りました。なお、今年は約70社以上のサポーター企業が関わったということで、イベント運営やサポーターの方々でも賑わっていました。
イベントでは基本的にセッションへの参加と、企業ブースの訪問ができます。セッションは、初級、中級、上級とレベル分けがされており、私は初級を中心に参加しました。参加したセッションは主に下記です。
AWSの副社長兼チーフエバンジェリストであるJeff Barr氏による基調講演です。「次世代ソフトウェア開発」と題して、AI技術と従来の開発手法の融合による業界の進化を紹介。AIは開発者に代わるツールではなく、支援するものであり、今後はドキュメントを読むだけでなく、実際に手を動かして新しい技術に触れていくこと、学ぶことの重要性が強調されていた。
2024 Japan AWS Jr. Championsのメンバーが登壇。コミュニティ参加がどのようにキャリア成長に役立ったのかについて共有があった。
上述の2点を織り交ぜつつ、同年代の方から新しいコミュニティでの活動や、自己研鑽について紹介がありよい刺激となった。
登壇された7人のエンジニア各々が自身の専門分野における挑戦を紹介。抱えがちな技術課題への挑戦や、最新サービスの活用等多岐にわたり、若手からベテランのエンジニアの方まで年次関係なく自身技術に対する探求心が垣間見えるような熱いセッションだった。
参加したセッションの中でも印象に残ったのは「会社と若手を強くするコミュニティの活用法会社と若手を強くするコミュニティの活用法」です。Jr. Championsになるまでの経験やコミュニティ活動が自身のスキルやキャリア成長にどう役立ったのかを話されていました。「個人の能力開発において社内の業務の中では70%しか成長できないため業務をこなすのだけでは不十分、“仕事の幸福感”と“労働生産性”を向上させるには自己学習が必須」という意見があり印象的でした。
Jr. Championsのお二人によると、学びのために社外のコミュニティに飛び込むことで新しい学びを得る良い機会になる上に、学習する人の方が労働に対する幸福度が高く、社外学習を行う人の方が労働生産性が高くなる傾向にあるようです。また、コミュニティで得た学びを自組織に発信し、還元することで周囲にも良い影響を与えることができるとのこと。これから、自ら積極的に学びの場へ参加して知識を身につけることに加え、得た知識を積極的に周囲に共有し、対話を通じて深まった知識を業務へ反映させるサイクルを回していく意識を持ちたいと思います。
また、今年初出展となったNSSOLブースの運営にも携わりました。ブースでは、弊社のAWSの取り組みや、包括的クラウドネイティブ化支援サービス「CloudHarbor(クラウド・ハーバー)」をご紹介しました。AWSの取組みに関しては、CCoE機能を提供するAWS包括的技術支援サービスを初め、関連支援サービスを幅広くご紹介し、AWSリテラシーの高い方々との会話を通じて私自身気付かされる点も多くありました。また、CloudHarborは2024年の11月20日から提供を開始した比較的新しいサービスということもあり、サービスカタログを用いながら様々な業界・業種の方とクラウドネイティブに関する取り組みの共有や意見交換をすることで、サービスの改善余地などに考えを巡らせる良い機会となりました。オフラインイベントの醍醐味の1つはユーザーの生の声を聞けることにあると改めて実感しました。
さて今回は、JAWS DAYS 2025の開催概要や現地の様子をイベントレポート形式でご紹介しました。オフラインの交流で普段とは異なる刺激を受けたことに加え、エンジニアの方々が初対面の方ともハンズオンを通じて交流を深めている様子に、私自身も引き続きAWSの知見を高めて、エンジニアの方とも色々な会話ができるようになりたいと前向きな影響を受けました。今回のブログで、少しでもJAWS DAYSの魅力が伝われば幸いです。また、NSSOLブースにお越しくださった皆様、本当にありがとうございました!またどこかのイベントでお会いできれば嬉しいです。