仮想デスクトップのメリット | 仮想デスクトップ(DaaS | VDI)

仮想デスクトップのメリット | 仮想デスクトップ(DaaS | VDI)

ビジネス環境の変化に伴って、働くためのワークスペースとなるデスクトップにも、これまで以上に柔軟な環境が求められています。また、あらゆる環境がクラウド化されることで、Windows中心の環境からiOSやAndroid、Chrome OSといったWindows OS以外も、新たな選択肢として検討可能になっています。

繰り返されるITシステムの進化に対応し続けてきた情報システム部門としては、将来起こりうるデスクトップOSの変更などにも柔軟に対応できるクライアント環境を整備したいというのが本音ではないでしょうか。そこで注目されているのが仮想デスクトップです。仮想デスクトップは、これまでPC内で管理していたデータやアプリケーションを、サーバ側で一括管理できる仕組みです。その実現には、いくつかの方法がありますが、まずは代表的な3つのメリットを簡単に解説しましょう。

仮想デスクトップの仕組み

セキュリティの強化に有効な仮想デスクトップ

第一に挙げられるのが、セキュリティです。仮想デスクトップ環境では、本来クライアント側で動作する各種アプリケーションがサーバ側で実行され、その結果のみが画面に転送されます。つまり、社外にノートPCを持ち出して作業したとしても、そのPCにはデータが残らないため、置き忘れや盗難などによる情報漏洩のリスクが大幅に軽減されます。また、最近は海外に進出する日本企業も増えていますが、データそのものを国内に置き、業務そのものはインターネット越しに現地で行うといった使い方も可能です。たとえ海外であっても、セキュリティレベルを高く維持したまま、業務ができるようになり、ガバナンス強化にも大きく役立ちます。もちろん、デスクトップ環境そのものがサーバ側で一元管理できるため、バックアップも容易。万一災害が発生した場合でも、BCP対策としても有効なソリューションと言えます。

仮想デスクトップのメリット

ワークスタイル変革によって新たな働き方を実現

仮想デスクトップの導入で、これまで会社に縛られていた環境から脱却し、新たなワークスタイルを作り出すことができるというメリットも忘れてはなりません。デスクトップ環境のすべてがサーバ側にあることで、例えば自宅のPCやタブレット端末、そしてスマートフォンからでもいつものデスクトップ環境を呼び出すことができます。つまり、自宅であっても移動中の電車内であっても、仕事を継続することができるようになり、育児や介護など、やむを得ない事情がある場合でも業務の遂行が可能になります。また、震災などが発生した場合でも、自宅で業務が行え、事業継続の観点からも大きな効果を発揮してくれるはずです。

少子高齢化で労働力人口が減少する中、優秀な人材を確保し続けるためにも、仮想デスクトップで新たなワークスタイルを取り入れることが、人材の流出を防ぎ、人材を活用する重要な施策の1つになるのです

集中管理することで運用負荷を大きく軽減

次に挙げられるのが、運用管理負荷の軽減です。アプリケーションやデータが集中管理できるため、情報システム部門は運用管理の手間を大幅に削減できます。つまり、仮想デスクトップは、業務負荷を軽減することでコスト削減に大きく貢献するソリューションです。以前は1台ごとに行われていたアプリケーションの入れ替えやOSのバージョンアップ、脆弱性を修正するセキュリティパッチの適用などを、サーバ側で一度に行うことができるようになります。資産管理ツールなどを用いれば、ある程度の自動化は可能です。しかし、パッチ適用に失敗してしまうなど、うまくいかないケースが多発するとサポートに多くの時間と手間が取られてしまいます。また、クライアントPCが故障した場合も、仮想デスクトップなら、新たなハードウェアさえ用意すれば、これまで使ってきたデスクトップ環境をすぐに再現できます。仮想デスクトップは、情報システム部門の運用負荷を大きく軽減してくれるソリューションでもあります。

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