仮想デスクトップがワークスタイル変革を強力に推進 | 仮想デスクトップ(DaaS | VDI)

仮想デスクトップがワークスタイル変革を強力に推進 | 仮想デスクトップ(DaaS | VDI)

仮想デスクトップがもたらすメリットの中でも、企業が生き残るために取り組んでいく必要があるもの、それが「ワークスタイルの変革」です。

多様性を受け入れる働き方の環境整備が急務に

労働力人口の減少で優秀な人材を確保するのが困難な状況の今、企業は多様性(ダイバシティ)を受け入れながら、柔軟な働き方を支援していかなければなりません。最近では、仕事と生活の最適な調和を目指すワークライフバランスの推進が叫ばれていることも、働き方の変革を強く後押ししています。介護や育児で職場を離れざるを得ない女性などを環境面から支援することで、企業の生産性を高めていく施策が求められているのです。また、日本市場が縮小する中、海外に活路を見出す企業が増えていることも新たな働き方を導入するきっかけになっていますが、デバイスの多様化や高速ネットワークの整備など、ITインフラ面での変化も新たなワークスタイルを模索するいい機会となっているのです。

ワークスタイル

仮想デスクトップが描くワークスタイル変革

では、仮想デスクトップが働き方にどんな変化をもたらすのでしょうか。仮想デスクトップは、”いつでも、どこでも、どんなデバイスでも”自身のデスクトップ環境を呼び出すことができるソリューションで、職場にある固定の席に限定しない働き方ができるようになります。例えば社内なら、どこに座っても仕事ができるフリーアドレス制度を導入することで、営業部門と技術部門のコミュニケーションが活発化するなど、これまでにはない新たな連携が増えてくることが期待されます。また、出張中に出先の営業所にあるPCから自席のデスクトップ環境を呼び出すだけで、すぐに仕事を再開することができ、重要なデータを保存したノートPCを持ち歩く必要もありません。

自宅や移動中でも、あらゆるデバイスで仕事が継続できる

あらゆるデバイスで仕事を継続どこでも社内の環境が再現できるということは、在宅勤務という選択肢がより現実的になってきます。すべての環境はサーバ側にあるため、インターネット接続ができればオフィスのデスクトップ環境が自宅で再現できます。データの保存もサーバ側で行えば、セキュアな環境を維持したまま、自宅でも作業できるようになります。介護や育児で出社することが困難な場合であっても、自宅で仕事を行うことが可能です。オフィスへの移動時間も不要になり、これまで以上に業務効率を高めてくれることでしょう。さらに、オフィスで作業していた環境をそのまま保存し、外出しても、空いた時間にカフェや公園で仕上げてしまうといったことも可能なのです。その作業環境はPCだけにとどまらず、スマートフォンやタブレットで業務のデータとアプリケーションを利用し、仕事を行うことも可能。社員が所有するさまざまな端末で、安全に業務が遂行できるようになるなど、仮想デスクトップはBYOD環境を実現します。

ただ、仮想デスクトップというインフラ面の整備だけでなく、評価制度や組織のあり方を根本的に見直す必要があることも忘れてはなりません。それでも、仮想デスクトップは新たなワークスタイルを具現化し、企業にとって生産性向上をもたらします。また、優秀な人材に魅力的な働き方を提示できる優れたソリューションになり得るのです。

仮想デスクトップによる仮想ワークスペースをあらゆるデバイスで共有