DaaS・VDI導入の費用について考慮したいポイント | 仮想デスクトップ(DaaS | VDI)

2018.06.22
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DaaS・VDI導入の費用について考慮したいポイント | 仮想デスクトップ(DaaS | VDI)

DaaS/VDI導入を検討する際、もっとも気になることのひとつは費用だろう。果たしてランニングコストに見合った性能を発揮してくれるのか、不安に思う方もいるだろう。

PC端末だけでなく、IT運用やインフラに関するあらゆるコストを考慮したい

DaaSに絞っていえば、導入の大きなメリットは、運用をすべてITベンダーに任せられるというものだ。仮に自社でVDI(仮想デスクトップ)導入のためのITインフラを整えようとするなら、イニシャルコストはどうしても大きくなる。そして自社でインフラを所有する場合、データセンターなどへの設備投資が必要になるしネットワーク接続費用など運用以外のコストも発生してくる。

また、こちらの記事(VDI運用を今すぐアウトソースすべき3つの理由)でも紹介した通り、社内で専門エンジニアを育成する必要が出てくれば、そのコストだけでもかなりの投資になるのは間違いない。

その点、DaaSであれば、そうした投資をせずともVDIが利用できる。確かにランニングコストはかかってくるが、イニシャルコストがどれほど少なくて済むかをある程度具体的に算出しつつ、検討するといい。

機密情報が入ったモバイル端末を落としてしまった...その時のコストは?

その他に、費用に換算されづらいDaaS/VDIのメリットである「セキュリティ」に関しても、考慮しておきたい。

もし、重要なデータが入った端末を、ユーザーがどこかで無くしてしまったら、何が起こるのか。

まず、その端末にどんなデータが入っていたのか、事細かに調査する必要がある。こうした調査は関連部署を巻き込み、場合によっては丸一日以上かかることもあり、その間の業務は当然、滞りがちになる。

さらに、もし紛失した端末の中に個人情報など機密性の高い情報があったなら、自社にも顧客にも損害を与える大きな事故となる恐れがある。

こうした事態になれば損害賠償金をはじめとする金銭的な影響も大きくなり、数億円規模の損失につながるリスクもでてくる。企業のブランドが失墜し、信用を失うことで倒産に追い込まれる可能性も考えられる。

このような万一のリスクに対する「保険」として考えるなら、DaaS/VDI導入費用は決して高額とはいえない。特にDaaSを利用する場合、ランニングコストの中にそうしたセキュリティ面での対策費用も含まれている。信頼できるITベンダーのサービスであれば安心できるだろう。

DaaS/VDI導入を考える際には、こうした見落としがちな効果も考慮した上で、費用と見合っているかを検討していくといい。

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