IT組織変革に向けて「やるべきこと」を考える | ITアウトソーシング

2018.05.28
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IT組織変革に向けて「やるべきこと」を考える | ITアウトソーシング

いま、多くの企業がIT組織のあり方を見直し始めている。
その狙いは、経営層や事業部門に貢献する役割をIT組織に担わせ、ITの活用によってビジネスの競争力を強化して、業績アップにつなげることにある。従来の役割を担いながらIT組織変革を進めるには、何から手を付ければ良いのだろうか。

IT組織変革を計画立案から施策の実行、役割の追加・強化まで支援できるサービスを利用する

企業のIT組織はこれまで、企業にとって必要な基幹システムなどのITの構築と運用を主たるミッションとしてきた。企業にとってはコストセンターであり、いかに業務効率化を進めコストを削減するかによって評価されているというIT組織も多いことだろう。

しかしビジネスがITに強く依存し、ITなくしてはビジネスの展開が難しくなった現在、経営戦略の一部としてITの活用を考える企業が増えている。IT組織には、ITを駆使して経営層や事業部門に貢献するという役割が求められるようになったのだ。その役割を果たすには、従来の役割を果たしながら、IT組織を抜本的に変革することが必要となっている。

とはいえ、長年にわたって担ってきた役割を果たしながら、IT組織変革に取り組むのは容易なことではない。実際に何をすればよいのか、どこから着手すればよいのかわからないという場合もあるだろう。

このようなIT組織が抱える悩みを解決するために、IT組織変革を支援するサービスが提供されている。その一つが日鉄ソリューションズ(NSSOL)のIT組織トランスフォーメーション支援サービス「NSTranS(エヌエストランス)」だ。
このサービスは、お客様のIT機能・組織・業務・人材に関する将来像をともに描き、その将来像に向けた中期的な変革(トランスフォーメーション)を進める上で必要な施策を包括的にラインナップしたソリューションセットである。

IT組織変革とは、IT組織の役割を増やすこと

IT組織変革とは、端的に言うと「IT組織が現状では充分に果たせていなかった役割を、果たせるようになること」。
そこで最初に行うのが「どのような役割を果たせるIT組織になりたいのか?」を整理することだ。

一般的なIT組織の役割というと、まずはITの整備や安定稼働させることであり、将来も果たし続けなければならない役割の1つだ。
また経営戦略と同期したIT戦略の策定と実行やセキュリティやコンプライアンスなどのITリスクのコントロールも重要な役割だ。
さらには、IT組織からの積極的な業務改革提案、グループ全体のITガバナンス、IT活用による新規事業への貢献といった新たな役割を求められる場合も増えている。つまりIT組織変革とは「役割を増やす」ことに他ならない。

(図)IT組織の一般的な役割
(図)IT組織の一般的な役割


しかしながら現状のIT組織には、本社IT部門とアウトソーサーとの役割分担、各事業部門に存在するITなどの実態把握、グループ子会社や海外拠点へのガバナンスといった課題が山積しており、どこから手をつけたらよいかわからないというのが本音だろう。

そこでNSTranSのようなサービスを活用するのだ。このサービスにはIT組織の実態・課題を把握した上でIT組織変革を推進してきたノウハウが詰め込まれている。

次回は、NSTranSが提供するソリューションによりIT組織変革をどのように進めればよいのか、他社の成功事例を交えながら紹介する。

次回:導入事例に学ぶIT組織変革の進め方

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