vGPUの概要
CADや動画編集などより高性能の環境が必要なお客様へ
vGPUの搭載により、グラフィック処理の高速化を実現
CADなどの3Dソフト利用や高画質の動画配信、動画編集はCPUに大きな負荷がかかるため、一般的にDaaS/VDI環境とは相性が良くないとされていました。こうした課題を解決するために、日鉄ソリューションズではNVIDIA社のvGPU(仮想GPU)を仮想デスクトップに搭載し、グラフィック処理を高速化するオプションをご用意しております。vGPUの搭載によりDaaS/VDI環境での、CADなどの3Dソフト利用や高画質の動画配信、動画編集が快適化され、より多くの職種の方のテレワークを実現します。
vGPUの特長

在宅勤務環境の提供
- CAD設計者など従来自宅勤務が難しかった職種のリモートワーク実現
- 画面転送プロトコル利用によるネットワーク負荷の軽減

コスト削減
- 拠点ごとに配置している予備機の撤廃
- 台数を見直すことによるCADライセンスなどの費用最適化

端末運用負荷軽減
CADなど3Dソフトを利用するために用意していたFAT端末が不要に
- Windows 10によるパッチやアップデート負荷の軽減
- ワークステーション端末セットアップなどの負荷軽減

セキュリティ向上
CADなど3Dソフトを利用するために用意していたFAT端末が不要に
- Windowsパッチ等の確実な適用
- ワークステーション内データの情報漏洩対策
構成イメージ

vGPUの利用ケース
①CADやその他3Dソフトの利用
CADをはじめとした3Dソフトの実行には、サーバーに高い負荷がかかります。通常のCPUでこれらの高負荷な処理を実行するには限界があるため、vGPUの導入が必須となります。
日鉄ソリューションズでは、GPU市場の世界最大手メーカーであるNVIDIA社のGPUのうち、CAD用途として最適な「Tesla T4」を採用しています。CADソフトに準拠したサイジング設計に基づき、CAD利用に最適な仮想デスクトップ環境を提供可能です。

②高解像度の動画配信や動画編集
CADなどの3Dソフトを利用しない場合でも、vGPUの搭載は効果的です。高解像度の動画配信や動画編集といったCPUに大きな負荷がかかる処理を実行する場合は、vGPUを搭載することで快適な利用が可能になります。
また、Windows 10では従来と比較してOSのグラフィック系処理が約35%増加すると言われています。vGPUを搭載するとOS処理が高速化され、よりスムーズにDaaS/VDI環境を利用できます。


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